これは、私の恥ずかしい告白です。
投稿してから、20分ほど経っていました。
画面を下へ引っ張って更新しても、表示は変わりません。
私の投稿についた反応は、ひとつだけ。
そのすぐ下には、X副業を教えている発信者の投稿が流れていました。
「焦らなくていい」
「まだ途中だから」
「淡々と続けていれば、いつか実る」
投稿の下には、「この言葉に救われました」「今日も頑張れます」というコメントが並んでいました。
私は、自分の投稿についた一件の反応より、そちらを長く見ていたんです。
そして、また思った。
私には、まだ行動が足りない。
投稿から20分、反応はひとつだけなのに「焦らなくていい」が流れてくる
やり方が間違っているとは、一度も思いませんでした。
成功者の周りには、信じるための景色がそろっていたからです。
平日の昼間にカフェから投稿している人。
朝には売上報告を出し、夜には別の成功者から称賛されている人。
新しい企画が始まれば、いつも同じ人たちが一斉に紹介し、返信欄には成果報告が並ぶ。
あの輪の中へ入れば、私も売れる。
影響力のある人に認知されれば、その人のフォロワーにも見てもらえる。
毎日投稿を続け、企画へ参加し、成功者の近くで存在感を作れば、いつか自分も選ばれる側へ行ける。
私は、それをマーケティングだと思っていました。
こんにちは、あかねです。
ここから先は、紛れもない私の実体験です。
会社を辞めずにX副業を続け、「焦らなくていい」を信じて投稿を足したあとに、売上は0円のまま残った夜を知っている人へ書きます。
まだ先かもしれない、と思う前に。
一度だけ、続きを読んでほしいです。
会社員の朝と夜を使い切っても、売上は0円のままだった
会社員の収入だけでは、これからの生活が不安だった。
だから私は、会社は辞めずに副業を始めました。
朝、家族が起きる前に投稿する。
通勤電車で、影響力のある人へ返信する。
昼休みに企画と通知を確認する。
夜、子どもが寝たあとに商品を作る。
商品も作りました。
売れなければ、説明文を直しました。
それでも売れなければ、また投稿しました。
増えたのは、投稿の回数と、成功者への返信と、祝福の文字。
増えなかったのは、売上です。
画面の売上は、0円のまま。
「まだ途中」と言われるたび、同じ投稿画面をまた開いてしまう
「焦らなくていい」という言葉は、私を責める言葉ではありませんでした。
だからこそ、疑えなかったんです。
優しく「まだ途中」と言われるたび、やり方を見直す代わりに、自分を責めて同じ投稿画面を開きました。
投稿を休めば、また差が開く。
リプライが遅れれば、覚えてもらえない。
企画へ参加しなければ、輪の外へ出てしまう。
教わったことを疑えば、「結果が出ない人は素直に行動できない」と思われる気がした。
一度立ち止まれば、これまで続けてきた投稿も、送ってきた返信も、費やした時間も、全部間違いだったと認めることになる気がしました。
だから、止まれませんでした。
毎日投稿も企画もやったのに、買う人の生活は一度も見ていない
疑うことが怖くなってから、私は言われたことを全部やりました。
投稿した。
反応がなければ、次の投稿を書いた。
影響力のある発信者が投稿すれば、できるだけ早く返信した。
企画が始まれば参加した。
誰かの成果報告が流れてくれば、祝福の言葉を書いた。
なのに、投稿文は何十回も直したのに、買う人の生活は一度も見ていませんでした。
その人がどんな夜にスマホを開くのか。
これまでに何を試し、何に疲れているのか。
何が怖くて、買うことをためらっているのか。
そんなことは、一度も考えていない。
私が見ていたのは、顧客ではありませんでした。
成功者と、成功者の周りに集まる人と、タイムラインに出る数字でした。
成功者への返信は早いのに、誰に売るかは答えられない
近い場所にいることが、マーケティングだと思っていました。
でも、近い場所にいることと、認知されたことは違います。
認知されたことと、買ってもらえたことも違います。
あるとき、「投稿を増やす前に、市場を見てください」という文章を読みました。
正直、少し腹が立ちました。
そんな簡単な言葉で、これまでの努力を片づけられたくなかったからです。
でも、読み進めるうちに、一つだけ答えられない問いが残りました。
私は、誰に売ろうとしていたんだろう。
すぐには、答えられませんでした。
原因はいつも「行動が足りない」に戻り、次の投稿だけが増える
売れない理由を考えるたび、最後に疑うのはいつも私でした。
反応がないなら、投稿が足りない。
売れないなら、返信が足りない。
疲れて続けられないなら、覚悟が足りない。
タイムラインを見ても、成功者の言葉を思い出しても、答えはいつも私の中へ戻ってきました。
売れない時に見直すのは、いつも私の投稿数と行動量でした。
「その方法は、そもそも誰に必要とされているのか」
そこだけは、誰も確かめようとしませんでした。
行動量を責め続ける限り、次に増えるのは投稿の予約と、次の返信だけだと、今なら分かります。
認知されれば売れると信じたのに、輪の外のまま商品は売れなかった
フォロワーが増えれば、商品は自然に売れる。
影響力のある人に認知されれば、その先の人にも見てもらえる。
そう信じて、成功者の列を追いかけました。
でも私の投稿についた反応は、ひとつだけ。
商品は、売れませんでした。
輪の外にいるあいだも、輪の近くで返信を続けているあいだも、売上は0円のまま。
増えたのは、「私は間違っていない」と思いたくなる安心のための行動でした。
増えなかったのは、買う人の名前と、口座への入金です。
「続けること」が正解なのに、なぜ売上に届かないのか
今は、教えていた人たちも降りられなかったのかもしれないと思っています。
投稿と企画を止めれば、売上が止まる。
だから、買う側へ「続けること」を勧め続ける。
悪い人が一人いたというより、みんなが止まれない仕組みの中にいたのだと思います。
「焦らなくていい」は優しさに聞こえる。
でもその優しさの下で、やり方そのものを確かめる時間が消えていく。
テンプレ通りに毎日投稿し、成功者へ早く返信し、企画に出て、それでも売上に届かない人がいる。
なぜ「続けること」だけが正解として渡されるのか。
なぜ、買う人の生活を見る前に、次の投稿が先に来るのか。
暴露するだけでは足りない。
こうしたら、また同じ投稿画面に戻る。
こっちなら、誰に売ろうとしているのかが見える。
その違いを、一人で抱えきれなくなりました。
欲しかったのは月の安心なのに、残ったのは通知と次の投稿だった
最初に欲しかったのは、きらびやかな月収じゃない。
会社員の給料だけでは不安な月を、少しでも楽にしたい額。
家族といても、通知と次の投稿が先に来ない状態。
なのに手元に残ったのは、反応1件の画面と、売上0円と、また「焦らなくていい」と流れてくる列。
水を汲んでも、底に穴が開いていると溜まらない。
私は投稿と返信と企画で汲み続けて、穴の方を見ないままでした。
守るだけでも、成功者に預けるだけでも、売上は増えなかった
騙されないように身を守ることと、売上を増やすことは、同じじゃない。
何も信じない。
誰からも学ばない。
SNSの言葉は全部疑う。
失敗は減るかもしれない。
でも、選択肢まで狭くなる。
反対に、また誰かを救世主にして判断を丸ごと預けるのも違う。
必要だったのは、答えをもらうことじゃなくて、自分で考える材料でした。
私に必要だったのは、次の投稿ではありませんでした。
成功者の投稿ではなく、相手の現実を見ること。
タイムラインに出る数字ではなく、自分の行動と結果のつながりを見ること。
誰かの正解を信じる前に、自分の状況を一つずつ確かめること。
昔の私のような人を、また同じ投稿画面の前に立たせたくない。
手を伸ばすなら、次の投稿一覧じゃなくて、なぜ足してしまうのかの側へ伸ばしてほしいんです。
判断を預ける前に、直接聞ける約1時間がある
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